ひなたぼっこの椅子

東京都東久留米市にて活動している「整理収納アドバイザー」の一児のママです。

「産後の生活」まで考えた出産前おかたづけのすすめ【モニターさんレポート⑪】

こんにちは、「ひなたぼっこの椅子」主宰のばさきまりこです。

本日もご訪問いただきありがとうございます。

 

 

今日は整理収納モニターさんのレポートです。

 

今回の整理収納モニターさんは妊婦さん!

そして今後私が力を入れていきたいと思っている

「出産前おかたづけ」のきっかけを作ってくれた友人です。

 

そもそも、私が整理収納アドバイザーの資格を取ろうと決めたきっかけは、

妊娠中に突然思い立った

「家族が一人増えるならスペースを空けなければいけない」

という発想でした。

 

実際に娘との生活が始まったとき、

妊娠中に片付けておいてよかったと思うことがたくさんありました。

よくよく考えると、

私は出産前に片づけておいたおかげで

乳幼児を育てながら資格を取得できたのだと思っています。

 

育児で大変な思いをするなかでも、

 生活の中にゆとりや暮らしやすさを感じてほしいと思い、

出産前おかたづけ」を広めたいと思うようになりました。

 

私が出産前おかたづけをすすめる元には

「出産準備」

への違和感があります。

 

妊娠がわかったとき、

「必要なモノリスト」はいろいろな場所でもらうのに、

「必要なものリスト」のモノを置く場所や

赤ちゃんを迎えるためにスペースを空ける、

という情報はどこにもないな、と思ったのです。

危険回避の資料なんかはありますが、

おうちは人それぞれ違うのでイメージしづらいと思うんですよね。

 

みんなベビーベッドを置くスペースは空けるんですけどね。

ベビーベッドの上で過ごす時期はすぐに終わっちゃうんですよね…

 

赤ちゃんが動き出したときに、

①赤ちゃんが安全に遊べる

②ママやパパが安心して見守れる

③過ごしやすいイゴコチイイお部屋

この3つの条件をクリアできるお部屋を産前から準備しておけば

産後の生活にゆとりを持てるのではないかと思います。

 

さてさて、今回のお悩みでは

「赤ちゃんが日中過ごす予定の和室が片付かない」

というのがありました。

 

「お部屋が片付かない」=「収納スペースが乱れている」

ということなので

押し入れ収納を見直すところからスタートしました。

 

写真はほんの一部ですが、モニターさんがお洋服などを収納するのに使っていたスペースです。

(写真の掲載許可いただいています)

 

<Before>

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<After>
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<Before>
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<After>
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二つの衣装ケースにはそれぞれ

「春夏物」「秋冬物」に分けた衣類を収納しています。

不要なものを手放す「整理」の段階では、

「いる」「いらない」の基準のほかに

「ママになっても着たい服か?」

「赤ちゃんにとって安全な服か?」(ビーズなど誤飲の恐れはないか)

という基準を設けて作業をしてもらいました。

また、衣装ケースの位置を少し手前にしました。

こうすることで衣装ケースの後ろにスペースができ、

使用頻度の低いものを収納することができます。


 

その後、

旦那さんの衣類などを入れている棚も整理収納。

私は「出産前おかたづけ」で生後6カ月以降のことも考えたお部屋づくりを提案していきたいと思っています。

ハイハイやつかまり立ちを始めた時のことも考えて

赤ちゃんが手の届きそうな高さには細かいものを置かないようにしました。

 

 

<Before>

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<After>

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左側の籐の引き出しは

元々使用頻度の低いものが詰め込まれていたので

中のものを全て見直し、

赤ちゃんのものを入れるスペースになりました。

家族が一人増えるということは、

その一人のために収納を空ける必要がありますよね。

 

 

~モニターさんからの感想~

 

一人では思いつかなかった空間の区切り方を教えてもらって収納スペースがひろがったり、

赤ちゃんに危険そうなモノを整えてもらえて助かりました。

赤ちゃんが一人生まれるだけで広いスペースが必要で、

夫婦二人で生活していたままの状態で赤ちゃんを迎えていたら大変なことになっていただろうなと

しみじみ思いました。

 

そして後日!!!

なんと!!!!!!

あまりお片づけに積極的ではなかった旦那さんが急にお片づけをし始めて部屋がどんどんスッキリしてきた、とうれしいご連絡をいただきました!!

 

<Before>

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<After>

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友人とともにお片づけ作業をした日、

実は押し入れの上の段の旦那さんのスペースはノータッチだったんです。

あまりお片づけに積極的ではなかったので無理強いせず、

奥さんのスペースを見直して和室全体のスペースを開けられるようなプランを考えました。

が、お片づけする奥さんの姿に刺激を受けたのか、

「ものすごい勢いでモノを捨て始めた!」

と言って写真を送ってくれました。

 

「出産前おかたづけ」は元々プレママのために始めたいと思っていました。

産後はうまくいかないことが多くて今までスムーズにできていたことができなくなる。

だから「日常に育児をプラスする」のではなく「日常に育児が溶け込む流れを作る」ためにお部屋を整えたいと思っていました。

ただ、こうして旦那さんの気持ちが変わり、ご夫婦二人で赤ちゃんを迎える準備をしていただいて、

親になる大切な過程の一つとして「出産前おかたづけ」を感じてほしいなと思います。

 

赤ちゃんが安全に過ごせる空間は

パパもママも安心に過ごせる空間。

「空間のゆとり」は「時間のゆとり」や「心のゆとり」を生むと信じているので

赤ちゃんとの生活がより豊かになるように、

「出産前おかたづけ」を広めていきたいのです。